小さな彼女たちと觸れ合う2人だけのヒミツの遊び がむしゃらに頑張っていれば何者かになれると思ってた。しかし現実は……。時間は流れる。時代は進む。俺は取り殘され気味。やりたいことって何だろう。失意のなか、俺、青柳恵一は久しぶりに生まれ育った町・間野辺町へと帰ってきた。 再會した父親から「知り合いが若いのを一人探しとるんだわ。お前そこで働いてみんか?」と言われ、渋々面接を受けに行く。 その働き場所とは、小さい頃は何度も訪れたことのある屋上遊園地『まのべぱぁく』。無事面接にも合格し、與えられた仕事はクマの著ぐるみを著て、…